カウンセリングの現在の基礎的な技法は傾聴し、本人が気づき成長していく、来談者中心療法が入り口となっています。これは、傾聴とまとめ直しを注意深くしているもので、何かを押し付けられない、安易に否定されないという安心感や解放感を味わっていただく・・・というように理解しております。
そして、精神分析など様々な技法がありますが、精神分析は実は私は好きではありません。
というのは、医学的見地から介入性が高いと考えるからです。(医学部の臨床実習中に挫折して中退しましたが)
何か病気の兆候があるとき、JADPでは医師の意見も聞く(リファーといいます)ということをすすめていて、精神分析は危険もあると思っているからです。
もちろん、精神分析などの方が好きで、あなたがそれを選んだり、カウンセラーもやったり、
またそれが創造的なことをできる場合もあるので、そちらが興味がある人を止めません。
実際、僕もステトングスファインダーなどをやりましたしね。
ストレングスファインダーでも出たのですが、僕はコミュニケーションにおける感受性、調節的姿勢など、人と関わる能力ばかりが上位に集まりました。
特性順位の全部を見るにはもう何千円か、かかるのですよね(笑)
さてさて、僕は認知行動療法を学びました。やるうちに、お客さんもこちらも心理的負担が大きいと思いますが、かなりロジカルに再現性があるものなので、僕は学びました。
医師も発達障害などの「認知のゆがみ」の調整などに選んでますね。
しかし、やはり介入性は生じえます。
医師の中には禅やマインドフルネス、哲学、社会学にまで手を伸ばす方がいるので、僕も負けじと勉強してきましたが、それぞれの専門家ではないので、「これはこういうイメージです」などとアドバイスできる程度ですね。
マインドフルネスのメタ認知は自分のうつ思考の検出などに使ってます。
こころの中(頭の中)で、「いま、うつ思考だ」などと受け流すんです。
こういうことを、本など活字を読むゆとりのない状態などの人に提供するのもカウンセリングにできることですね。
傾聴というと、「聞いてるだけで、金をもらうだと?」という方もいるかもしれませんが、聞いている間、カウンセラーの頭の中はいろいろなことを取捨選別したり、何に困っているのか整理したり。かなりハードな思考プロセスを使っています。
精神科医の診療時間の短さに反感も持つ人も多いようですが、患者数に対する医師の数が少ないので仕方ないのです。そこで心のケアはわれわれがやりましょう、と手を挙げたのが我々カウンセラーです。
ソーシャルワーカーさんは手続き系なのでちょっと違いますね。
しかし、ソーシャルワーカーさんも実務がそうなっているだけで、
実はカウンセリングしたいし、
福祉的態度と僕は呼んでいますが、その態度で傾聴とするべきこと両方をするワーカーさんも見ました。
我慢して、成長するまで沈黙を守るソーシャルワーカーさんもいますね。
こんなことをいう僕は、社会福祉士過程もパスしてないですが(;^_^A 実習以外は学びましたが。
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