ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の神の名は「あることを赦すもの」?なぜ悪が駆逐されないのか。

昔、古代語の学者がキリスト教の聖書に関して、

「アブラハムは神の名を聞かれ、『ある者』と答えた」という、クリスチャン崩れの僕には理解できない部分について、面白いことを書いてたんですよね。

「ある者」という訳は、旧約聖書ですのでヘブライ語、もしくはアラム語で書かれているんですよね。
ヘブライ語には能動態、受容態(する、される)の区別がなかったので、
「あることを赦すもの」のほうが意味が通ると言っていたんです。

人間が自由を得ることで味わう悪の可能性を、許容しているのです。そうしたのだからイエス様が人類の罪を背負うことで、神とのとりなしをイエス様がしてくださるというのがキリスト教です。
ちょっと人知を超えた、まさに神がかった様式ですよね。

それの証言集でもあるため、ユダヤ教の聖典の一部でもある旧約聖書をキリスト教も大事にするのです。トリビアですが「エリ・エリ・レバサバクタニ」と十字架上でイエスが絶命前に行ったと言われておりますが、「神よ、なぜわたくしを見捨てたもうか」という意味で、敗北に読めてしまうのです。これには明確な反論があり、旧約聖書の詩編22編の抜粋で、それを人間のみとしての苦しみから神への感謝に昇華させたという考えに、僕は支持的です。
実際、新約聖書では僕の知るだけで3か所、旧約聖書の略文があります。

あと、「あることを許すもの」説以外に僕が採用した意見の一つは、

「黙示録は未来の『予言』ではなく、ローマ帝国の斜陽を話し合った書簡」という意見です。

「7つの首の龍はローマ帝国の皇帝の人数、獣の数字666はローマ軍の特殊部隊の隠語」、などと書かれていました。それゆえ、まともな牧師は、黙示録は解読不能と言っている印象があります。

学者間で、仮説が少なくとも500種類戦いになっているそうです。

20世紀末にそれなりに中学生以上になっていた人なんかは「ノストラダムスの予言」とか「あらかじめ言う」という「予言」のイメージがあると思われますが、
もともとキリスト教では、「神から言葉を預かる」という「預言」という表記がされているのをご存じでしょうか。しかし昔のクリスチャンでも、はき違えて居る人も多かった印象で、
黙示録にある「にがよもぎ」が、「ニネベ」という町の名前と一致しているなど噂になったこともあります。ネット社会では大方間違いであったとされているのがマジョリティ(大多数)ですね。

神のみぞ知るはずの未来を当てたりするので、「あらかじめ言う」(予言)のほうがメジャーですよね。

しかし、キリスト教、ユダヤ教でも未来のことを当てることはあるのですが、80年待たせたり、
もう、占いの域、越してるんですよね(笑)
現ユダヤ教は救い主を2500年は待ってますし(;^ω^)

それに、教会が「占いを禁じる」ということがあるようです。以下に書くことに配慮して言っているのか、言われたからやっているのではとも思うのですが、

これは、一つの理由に、先のことを当てようとするあまり、災いを起こしているようにも見える、という「テレビに出るほど有名になった占い師」から見て取れるリスクがあるんですよね。
「お前がしつこく言うから、起こってしまった」みたいな。

逆に「嘘も100ぺん言えば本当になる」というやり方を採用するいろいろな集団、人間がいますね。

それゆえか、ユダヤ人の預言者は、神に選ばれ、ユダヤ人によってほぼ全員殺されています。
新約聖書で「ほふられる羊」とも形容されているように思えます。
世のために命をささげている烈士と言ったところでしょうか。

一番弱弱しい預言者、ととらえられがちなヨブという人(ヨナとよく間違えるんです僕・・・)は、
神様の命令にしょっぱなから逆らって逃げまわったのですが、Youtube、ポッドキャストをやってらっしゃる「聖書ラボ」では、その理由が語られていました。

当時、たしかイスラエルの北にアッシリアという大国があって、その首都の風紀が荒れているから、
滅ぼすことを検討している、とざっくり言うと、ヨブは神様に言われます。

しかし、このままではイスラエルは周りの国に滅ぼされるという預言がすでにあったのですよね。

だから、その最有力の敵国の首都に行って滅ぼさなくていいようにしてくれ、と神様がヨブに託すんです。ヨブはイスラエル人だから、敵国の首都に行って回心せよという意図がまずわからないんですよ。なぜ私に、と当然思ったことでしょう。

しかし、ヨブがアッシリアの肩をなぜ持つのかと神に問うと、
神は、みなの命は私には尊いから、というように言われます。

このように、悪は人間の生理的欲望など故に存在していて、神はそれの存在を「許して」いるのです。

自由には代償が伴うという話ですね。

いやぁ、ここ4か月ぐらいの蓄積の放出で疲れました。
間違いなどありましたらお気軽にコメントください。

議論、反論は受け付けない可能性があります。

たいていプロ同士でもうまくまとまらないので。

では、そろそろ筆をおこうと思います。

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